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音のかけらたち〜歌い手の為のブログ〜

歌い手の為のブログ。音楽に関する情報、雑学を書いていきます。初心者必見です!

歌上達のための、リズムトレーニング(中級編)


前回は初心者向けのリズムトレーニングを紹介しました。今回は引き続き、中級者のリズムトレーニング方法を紹介したいと思います。


⑴クリックの拍をいろんなところで感じてみよう!

これは16ビートの感覚を養い、リズムをコントロールする練習です。クリックを鳴らしながら、16ビートで膝を手で叩きます(左右の手を交互に)。

クリックの拍を今までは1拍目でとっていたと思いますが、これを16ビートの4拍目(クリック音の鳴るタイミングが4拍目)のつもりでとります。

数字が拍子の頭、ピがクリック音、・が拍(膝を叩くタイミング)だとすると


1             2             3            4

ピ           ピ          ピ           ピ

・・・・・・・・・・・・・・・・


1             2             3            4

           ピ           ピ           ピ          ピ

・・・・・・・・・・・・・・・・


このように、クリック音が各拍子の4拍目に鳴るようにリズムをとります。これは慣れるまで難しいですが、繰り返し練習して感覚をつかんでください。テンポは60ぐらいのゆっくりめから始めると良いです。

☆注意点として、各拍子の頭を強拍(膝を強く叩く)にしてしっかり感じつつ、4拍目にクリック音が鳴るようにします。そうしないと、結局自分が何拍目にいるのかわからなくなるからです。


これができたら、次は2拍目にクリック音が鳴るようにとります。さらに難しくなりますが、練習すればできます。これさえできれば、3拍目はウラ拍なので簡単にとれると思います。


⑵自分が歌う曲を、裏でリズムをとろう!

日本人は裏に対する意識が弱いので大変ですが、ビートは海外からきているので、練習して乗り越えましょう!

自分が歌いたい曲を1曲選び、曲中ずっと裏で手を叩きながら歌います。初めはあまりテンポが速くないものを選びましょう。歌につられて手が叩けなくなったり、リズムに意識をとられて歌えなくなったりすると思いますが、練習あるのみです。

☆注意点。足はずっと表でリズムをとります。そもそも、表がズレていては裏もなにも無いからです。難しいですが頑張りましょう。


今回はリズムトレーニング中級者編を紹介しました。いかがでしたか?

これらができるようになれば、ある程度正確なリズム感が身につくはずです。リズムが苦手という人は多いですので、ぜひ日々の練習に取り入れてみてください。

次回は生音を聴く重要性について書きたいと思います。


ありがとうございました。



穏晴






簡単!リズムトレーニングの方法(初心者向け)


リズムが大事なのはわかっているけど、何から練習したらいいかわからない。どうやってリズム感をつけていくのかわからないっていう初心者の方!

今回は、簡単なリズムトレーニングを紹介したいと思います。


メトロノームを使います。一定にカチカチ鳴るやつです。無ければスマホのアプリでメトロノームアプリを使うと良いでしょう。

まずは4分の4拍子のリズムを体で取ってみましょう。テンポは90ぐらいがやりやすいです。一定の拍に合わせて手を叩き、足のかかとも同時に踏みます。

正確に音に合うと、クリック音(カチカチ)が聞こえなくなります。毎回聞こえなくなるように正確に叩きましょう。これだけでもかなり集中力が必要なのがわかると思います。合うようになってきたら、テンポを速くしたり遅くしてみましょう。


次に、クリックの裏をとる練習です。今までのは表(クリック音と同時)で手を叩きました。今度は、クリック音がなっていない反対のタイミングで手を叩きます。

○を休符とすると、今までのは1○2○3○4○と取っていたのを○1○2○3○4とします。テンポは80ぐらいから練習してみましょう。クリック音と手を叩いた音が交互に鳴るように、正確に刻みましょう。これも慣れてきたらテンポを変えてみましょう。


次は、歌を歌いながら裏で手を叩きます。簡単な童謡から始めるといいと思います。例えば大きな古時計を、ワンコーラスずっと裏で手を叩きながら歌います。慣れるまでが大変ですが、頑張って練習しましょう。必ずできるようになります。


裏が大事な理由は、裏を取れるようになるとリズムがズレにくくなります。表だけだと、次のタイミングまでの時間が長くなります。間隔が広いほどリズムをキープするのが難しくなるため、8ビート、つまり裏を取ることで間隔を狭めることができます。

試しにテンポ60で表だけ取り、クリック音と同時に手を叩くとわかります。毎回音が聞こえなくなるように叩くのは難しいのではないでしょうか?そこで裏でも手を叩いてみると、少し合わせやすくなると思います。

細かくリズムを取れればリズムが合いやすくなるので、歌では8ビートや16ビートを体と頭の中で刻みます。

なので、まずはしっかり表と裏を正確に刻めるように、紹介した簡単なリズムトレーニングを毎日やってみて下さい。地道に続けることが、上達への近道です。


次回は、さらにリズムトレーニングを発展させた方法を紹介したいと思います。

ありがとうございました。


穏晴





リズムをとって歌っていますか?リズムの基礎


リズムは歌の3要素のうちの1つです。それぐらい重要なものですが、意外と軽視されがちな傾向があります。日本人は海外ほどみんなが踊る習慣がないので、リズム感が悪いと言われています。軽視されるのは習慣の違いからも影響がありそうですね。

今回はそんなリズムの基礎のお話をしようと思います!


皆さんは誰かの曲を覚えるとき、何を1番最初に聴きますか?歌を始めたばかりの頃は、大体の人が歌詞とメロディから覚えようとします。そして、それが完璧に覚えられたらカラオケで上手く歌えるまで練習、みたいな感じですよね。

でもそれじゃカラオケレベルなんです。いくら採点でいい点数が出ようと、カラオケです。

ライブ感を出すにはどうしたらいいか。


まずは、リズムから聴くようにしてみて下さい。そのためにはビートを理解することです。代表的なビートを紹介しましょう。

8ビート

最も曲で使われるであろうビート。アップテンポでよく使われる(ワンピースのウィーアー!とか)。8分音符のリズムで取り、2拍4拍にアクセントを置く。ドラムで言えばスネアを叩くタイミング(スネアは他で叩くことも多々あります)にアクセントを置く。日本人は1拍3拍目を意識したがるので要注意。


16ビート

R&Bで多用されるが、それ以外でも普通に使われている(久保田利伸のMissingとか)。バラードやミディアムでよく使われ、16分音符のリズムでとる。表と裏の8分をゆったり感じつつ、16分の細かいリズムをとる。裏を表のように感じてとること、細かいリズムが規則正しくとれていることが重要です。


シャッフルビート

ハネているとか、スウィングとか言われるビート。幅広く普通に使われている(スピッツのチェリーもハネてますよ)。ハネ感を前面に出している曲なのか、抑えている曲なのかを把握し、それに合わせた歌唱をすることが大事です。実はこのビートを知らない人が多いです。


今回は代表的な3つのビートを紹介しました。これらのビートは曲中で混合的に使われることもあり、8ビートが途中で16ビートに変わり、また8ビートに戻るなんてこともよくあります。

曲の構成をよく聴いたり、ライブ映像などで歌手がどのようにリズムをとってるか見て研究するのもいいですね。ぜひ参考にしてみて下さい。

ありがとうございました。


穏晴








いつも読んで頂きありがとうございます!


ついにこのブログも500アクセスを突破しました!読者さんも増えてきてとても嬉しいです。

始めたばかりの頃はアクセスも付かずに更新するのをサボってしまいました。しかし、あきらめずに書き続けていれば読んでくれる人がいるということを学びました。


これは音楽にも通ずるものがありますね。初めは周りに理解されなくても、諦めずに自分の音楽を追求した結果、徐々に受け入れられていく。そんなアーティストは少なくないでしょう。


やはり、物事はなんでも続けることが大事なのだと改めて感じました。偉大な人の中に途中で諦めた人はいません。みんな続けてきた人達です。続けていくことだけが、自分の力となり、自信になると思います。


続けることに関して、僕なりの考えがあります。

それは、見極めることも大事だということです。自分に向いているかどうかを考えるときが誰でもあると思います。その時に、「自分がこの先も情熱を持って、毎日楽しみながら続けられるかどうか」を基準に考えてみて下さい。

もし、やってて楽しくなかったり、今日は練習めんどくさいとか思ってしまうなら、それが大好きでは無い→向いていないということです。

その道の一流になれるのは、それが大好きで毎日努力を楽しんで続けられる人達だけです。才能があっても努力しない人、楽しんでない人は長く成功しません。


ということで、僕もこのブログを情熱を持って続けていきたいと思います。なるべくわかりやすく、誤解のないように書いていきます。

より質の良いものを書こうとして更新が遅くなってしまいがちですが、その間に他の記事も読んでいただき、理解を深めた上で新しい記事を楽しみに待っててもらえたら嬉しいです!これからもよろしくお願いします。


ありがとうございました。



穏晴






良いミックスボイスを出すための、必要な知識


前に引き続きミックスボイスの話題。前回はミックスボイスの条件と精度についてお話しましたね。

今回は良いミックスボイスを出すにはどうしたらいいか、説明していきたいと思います。

(以降ミックスボイス→MVと略します)


良いMVを出す重要なポイントは、TAとCTにあります。理想は両方の筋肉をうまく連動させ、その割合をコントロールできる状態です。

わかりやすく大まかに言うと、

TAが多く働く=チェストボイス

CTが多く働く=ヘッドボイス

両方が均等に働く=ミックスボイス

こんな感じです。


割合は人により様々、求める声質により様々になります。ここにあなたの憧れの歌手の声のヒントが隠されています。


中、高音域をまるで地声のようにパワフルに出し、かと思えば綺麗なファルセットを繊細に出す。そんな芸当を可能にするには、TAとCTの割合をコントロールできるようになることが必須です。

TAの割合が多ければ、よりチェストのトーンに近くなります。CTが多ければヘッドのトーンに近くなります。

つまり、チェストのように聞こえるMVと、ヘッドに聞こえるMVの違いはこの割合にあります。(ワンオクのTAKAと平井堅のような違い)


では、割合をコントロールするためにはどうするのか。それは、自分の発声タイプを知り、必要なエクササイズをすることです。

以前4タイプの発声について記事を書きました。どれが自分のタイプかを見極め、それに基づいてエクササイズを組む必要があります。

1番安全なのは、その見極めが出来て、正しいエクササイズを提供できるボイストレーナーに習うことです。

やはり自分で見極めるのは難しく、間違いが起こりやすいため、正しい知識のあるボイストレーナーに聴いてもらった方が安全で成長も早いです。

そのために、ある程度自分でも知識を身につけて、このボイストレーナーは良いのかどうか見極められるようになりましょう。有名だからと言って、本当に知識のある先生とは限りません。自分の人生を決めるのは自分です。良い先生を選び、教えて貰いましょう!


このブログを読めば、自分で選ぶための必要な知識も身につきます。理解するまで何回も読んでみて下さい。僕もなるべくわかりやすく書いていきます。



ありがとうございました。



穏晴





ミックスボイスとは?正しいミックスボイスの条件


前回の記事で声帯周辺の筋肉TAとCTについて紹介しました。わからない、知らないよーって方はぜひそちらの記事を読んでみて下さい。

今回はミックスボイスとは何か、そしてミックスボイスを出すにはどうやればいいのかを、書いていきたいと思います。


簡潔に言うと、ミックスボイスとはTAとCTの切り替えを限りなくスムーズに行い、チェストとヘッドの音域を一本の繋がった線のように発声することです。

では、それはどんな状態のことか、詳しく説明していきます。


ミックスボイスの条件その1

まずはブリッジ(喚声点)をスムーズに行き来できることです。ブリッジ付近で裏返ったりせず、上行もしくは下行する音のどちらでも、繋がっているように聞こえることが最低条件でしょう。


条件その2

下から上まで、声質をあまり変えずに発声できることです。高くなったら軽くなりすぎたり、喉を締めたような声や、息漏れが多すぎる声にならないようにします。


条件その3

ボリュームをコントロールできることです。音が高くなったら大きい声でしか出せなかったり、繋がってはいるけど裏声感が多いパワーのない声しか出せなかったら良いミックスの状態とは言えません。


僕が思うミックスボイスの条件1〜3を紹介しました。単にミックスボイスと言っても精度には大きく差があり、精度が高いほど地声のように聞こえたり、パワー感がある声になります。

条件1から順に難易度が高くなっています。これらを全てクリア出来ていれば、まずはミックスボイス完成と言ってもいいでしょう。


それでは、どうやって良いミックスボイスを出すのか気になると思います。

それは…次回の記事で説明したいと思います。ヒントはTAとCTに関係しています。重要なポイントですので、次もぜひ見てもらいです。


ありがとうございました。



穏晴








良い発声を理解するには必須!声帯の筋肉について知ろう


前回の記事から筋肉つながりで、今回から声帯周りの筋肉について書いていきたいと思います。発声をきちんと理解するには重要になりますので、ぜひ読んでもらいたいです。


声帯は筋肉によって引っ張られたり縮められたりしています。その筋肉の働きによって音の高さやボリューム、息の混ざり具合がコントロールされます。

その筋肉の中でも、歌に重要な2つの筋肉を紹介します。


1つ目は「甲状披裂筋」です。英語で略してTAと呼ばれています。

TAは主にチェストの音域で多く使います。声帯を縮めようとする働きがあり、後に説明する裏声の筋肉とつり合う関係になります。TAが鍛えられていないと声量が小さかったり、地声が息混じりの弱々しい声だったり、そもそも地声が無い人もいます。


2つ目は「輪状甲状筋」です。CTと呼ばれます。

CTは主にミドル(ミックス)〜ヘッドの音域で多く使われます。声帯を引き伸ばす働きがあり、声帯が伸びることで高音を出すことができます。ピッチをコントロールする筋肉とも言われています。CTが鍛えられていないと裏声が弱々しく、ピッチも不安定で、そもそも裏声が出せない人もいます。

このTAとCTの働きが発声に大きく関係しています。


TAがCTより強すぎる場合

チェストの音域は普通に歌えるが、高音になるにつれて苦しくなり、大きい声でないと中〜高音域が出せないです。声量はあるが、裏声に変わった瞬間弱々しくなったり、ブリッジ(喚声点)付近で声がヒョロヒョロします。また、首にすじが出て苦しそうな声になったりします。


TAがCTより弱すぎる場合

ヘッドの音域は割と強い声が出ますが、チェストになると弱々しかったり、息漏れが激しかったりします。また、一見ミックスでつながっているように聞こえますが、そもそもミックスにはなっておらず、CTがかなり優勢のまま中音域を出していることがあります。


この強すぎたり弱すぎたりするバランスは非常に難しく、正しい練習を行わないと逆効果になったり、直してもすぐ元どおりになってしまいます。

正直、日本にはこのバランスを整えられるボイストレーナーは少ないです。正しい知識も無いのに歌が上手いから教えている先生がたくさんいて、その生徒がまた先生になり、正しくないことを教える。この悪循環がずっと続いています。


皆さんもボイストレーニングに通うなら、しっかりと自分で勉強し、この知識がある先生かどうかを自分で見極められるようにしましょう。時間は限られていますからね!ぜひ参考にしてみて下さい。


ありがとうございました。



穏晴